ペアーズで「大学院卒なのに、いいねが伸びない」と感じている男性は少なくないはずです。
学歴も年収も悪くないのに、なぜか結果がついてこない。その原因は、あなたのスペックではなく検索のされ方にあるかもしれません。
今回、Pairs男性プロフィール7,046件(学歴記入あり・学生除く)を学歴別に集計しました。

佐藤くん
大学院まで出てれば、学歴的にはむしろ有利なんじゃないですか?「高学歴」って括りですよね。

いいねラボ所長
私も最初はそう予想していました。
ところがデータを見ると、大学院卒は大卒と互角どまり。年収や職種の強みを考えると、むしろ「伸びていない」状態でした。
順番に見ていきましょう。
学歴別に、いいね数はどれくらい違う?
まず、学歴別のいいね数を見てみます。
| 学歴 | 人数 | いいね数(中央値) | 上位25%に入る割合 |
|---|---|---|---|
| 大学院卒 | 713 | 39 | 30.3% |
| 大学卒 | 3,785 | 38 | 31.1% |
| 短大・専門卒 | 979 | 27 | 15.4% |
| 高校卒 | 1,569 | 27 | 14.9% |
大卒・大学院卒と、短大・専門卒・高校卒の間には段差がありました。
ただ、注目したいのは大学院卒が大卒と互角どまりだったことです。一見「高学歴は強い」で終わる話に見えますが、大学院卒には大卒にない武器があります。
年収・職種では上回っているのに、なぜ互角どまり?
大学院卒と大卒で、年収と勤務先の傾向を比べてみます。
| 大学卒 | 大学院卒 | |
|---|---|---|
| 年収800万円以上の割合 | 48.4% | 72.4% |
| 上場・大手企業の割合 | 17% | 35% |
年収と職場規模では、大学院卒がはっきり上です。年収はいいね数と関連が強い項目なので、本来なら大学院卒の方が伸びていてもおかしくありません。
そこで、30〜39歳 × 年収800〜1000万円 × 会社員系に条件を揃えて比べてみました。
| 大学卒 | 大学院卒 | |
|---|---|---|
| 上位25%に入る割合 | 61.3% | 40.0% |
| いいね数(中央値) | 94 | 42 |
同じ年齢・年収・職種でも、上位25%に入る割合は21ポイント差で大卒の方が高い結果でした。
条件を絞ると人数が減るため、数字そのものは幅をもって見てください。それでも、「学歴以外の条件が同じなら大学院卒の方が伸びにくい」傾向は、印象論だけでは説明しにくい大きさです。
年齢・年収・職種など他の条件を統計的に揃えた診断モデルでも、学歴の項目でプラスに働いていたのは大卒だけで、大学院卒・短大・専門卒・高校卒はいずれもマイナス側でした。
原因は「学歴フィルタ」の構造かもしれない
なぜ大学院卒だけが沈むのか。有力な仮説は、ペアーズの学歴検索フィルタの構造です。
ペアーズの学歴フィルタは複数選択式のチェックボックスで、初期状態ではどれもチェックされていません。ここで次のことが起きていると考えられます。
- 女性が「最低でも大卒」のつもりで「大学卒」だけにチェックを入れる
- 「大学院卒」は、わざわざ追加でチェックされない
- 結果、大学院卒の男性はその検索結果に表示されない
つまり「大学院卒という学歴が低く評価されている」のではなく、検索結果に出る機会そのものが減っているという解釈です。
この仮説で考えると、いくつかの結果がつながります。
- 大学卒以外の学歴(大学院卒・短大・専門卒・高校卒)が、診断モデル上すべてマイナス側だった
- 印象だけでは説明しにくい21ポイント差も、検索流入の機会損失なら不自然ではない
- 年収・職種で稼げているはずの大学院卒が伸びない理由を説明できる

佐藤くん
えっ、それって学歴を頑張った人ほど損してるってことですか?理不尽すぎませんか。

いいねラボ所長
評価されていないわけではなく、検索の入口で見えていない可能性がある、という話です。
理不尽に聞こえますが、構造が分かれば打ち手も考えられます。
大学院卒の人はどうすればいい?
学歴そのものは変えられませんが、打ち手はあります。
- 学歴表示を「大学卒」にする → 検索で「大学卒」だけを選ぶ相手に表示されやすくなる可能性がある。大学を卒業した事実はあるので虚偽ではないが、最終学歴とはずれる
- 自己紹介文で学歴を回収する → 表示を変える場合も、本文で「大学院で〜を研究していました」と書けば齟齬は埋まる
- 学歴以外の「見える項目」を整える → 検索結果に出たときに選ばれるかは、写真と自己紹介文で決まる
「大学卒」表示は、印象を変えるテクニックではなくそもそも検索結果に出るための調整です。ただし、学歴の話題になったときに説明が必要になるのは確かなので、気になる人は自己紹介文での補足とセットで考えてください。
また、検索結果に出たあとの勝負は学歴ではなく写真・自己紹介文です。自己紹介文の整え方はペアーズ自己紹介文、短すぎて損してない?で扱っています。
短大・専門卒・高校卒の人にも同じ構造がある
「大学卒」だけがチェックされやすい構造は、短大・専門卒・高校卒にも同じように働いている可能性があります。
こちらは表示の調整ができないぶん、変えられる項目から整えるのが現実的です。自分のいいね数が全体のどの位置にあるかはペアーズ男性のいいね数平均は?で確認できます。
まとめ:学歴より「検索に出るか」で考える
今回のデータで見えたのは、次の3点です。
- 大学院卒のいいね数は大卒と互角どまり(中央値39 vs 38)
- 年齢・年収・職種を揃えると、大卒との差はむしろ開く
- 学歴フィルタで「大学卒」だけが選ばれやすい構造が、一因の可能性
大学院卒で伸び悩んでいる人は、スペックを疑う前に、検索に出ているかという視点で学歴表示と自己紹介文を見直してみてください。
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